2012年4月24日火曜日

GWの営業のお知らせ


*GWは、5月3日(木)~6日(日)をお休みさせていただきます

代わりに・・・ と言ってはなんですが
その週は月・火の定休日を返上して変則営業いたします。

4月25日(水)~5月2日(水)まで
通して営業いたします。

定休日の臨時営業。
どんなご来店模様になるのでしょうか・・・
めったに無い月・火のそら屋。
どうぞお出かけください^-^

***ご注意ください***

連休前最終日の5月2日(水)は
売り切りじまいにて、夕方早目に閉店させていただきます。

他の日につきましても、仕込み等の都合にて
早じまいさせていただくことがございます。
どうぞご容赦ください。

連休明けは、通常通り月・火の定休日をいただき、
5月9日(水)より、通常営業いたします。

皆さま、どうぞよい春の日々を。


花びら絨毯の道を風と共にゆく
桜と共に我もふわり 
春の空に舞わん

***

そら屋前の桜はすっかり葉桜になり
青田川沿いの並木も散り始めました。
淋しさを感じるのはほんの一瞬で
新たな芽吹きの勢いに、また別の感動を味わいます。
町の景色がぐんぐん緑に彩られていきます。

2012年4月15日日曜日

そら屋前開花

4月15日(日



雨模様だった昨日とは一転、晴れ晴れとした青空が広がった日曜日
毎日見上げてきたそら屋前の桜が開花しました



誰もが待ちに待った、ようやくの春
そんな一日でした




店内小上がりからは、青田川べりに細身の桜が見えます。
この早咲きの桜は数日前から花開き
並木のソメイヨシノよりひと足もふた足も、お先に
もう満開です。

この桜の手前にはしだれ桜があって
これから並木のソメイヨシノが咲き揃い、終盤を迎えて少しさびしくなる頃に
濃いぴんく色の花を咲かせ、
春の余韻を長引かせてくれます。

そら屋の窓から眺めさせていただく青田川べりの春の景色
今年も始まりました。




◆追記
4月16日(月)高田公園のソメイヨシノ開花発表
平年より8日遅れとのこと
満開は22日の予想
観桜会会期は29日まで延長されるとのことです。



2012年4月9日月曜日

淡路達吉餅店さんの「つまみ」



こちらの茶色いのが、私の中のベスト・オブ・まんじう
「つまみまんじゅう」です。


 

私のふるさと、小さい町の小さいお店なのですが
只今発売中の月刊『CARREL』誌に掲載中☆




子どもの頃から食べ、慣れ親しんできた
「たっつぉどん」(町内の屋号?愛称?)の「つまみ」。

両親が上越に来る時によく買って来てもらいます。
今回は、掲載写真に「さくら餅」の文字を見つけ、そちらも一緒に。

***

ただの温泉まんじゅうみたいなものを想像してはいけません。
このもっちり感と、塩気の効いたこしあんの絶妙さったら!
まだこれに匹敵するおまんじゅうに出会ったことがありません。

ふるさと土産にしたいナンバーワンの「つまみ」ですが
ホンモノなので翌日には少し硬くなり、もっちり感が失われてしまうので
この感動をお伝えするのは難しいです。

買った当日に会える人にしか差し上げることができない上
予約しておかないと午前中も早々に売れ切れてしまうという
ある意味マボロシの味。

世の中から無くならないでほしいものはたくさんありますが
私にとって、和菓子部門では断トツのナンバーワン!
他では代えがききません。

誌面に後継者さんのお写真が載っているのを見てひと安心です。

どうぞ末永く、ご商売お願いいたします。



私の中の餅菓子ホンモノ度は「たっつぉどん」が基準なので
世間でみかける、翌日になっても硬くならない笹団子とか串団子とかは
信用してない節があります。

たっつぉどんの餅菓子は、もちろん翌日には硬くなります。
しょうゆ団子がこれまた大変美味しいのですが
硬くなるのが早いため冬場は作らない、というこだわりよう。

中越方面の団子は、上越の団子とちょっと違うようで
もっちりと伸びるし、しょうゆダレも甘めかもしれません。
それが私のふるさとの味~☆


◆ちなみに
カーナビ無しに誌面の地図で行けるかはちょっと疑問です。

中越方面の方なら、見附・今町の焼き肉「きらく」(こちらも超有名)の通り沿い
と言えばわかるかもですね☆
おまけに、たっつおどんには駐車場がありません。
狭い道のT字路角にあるので、駐停車する場所にはどうぞご注意・ご配慮を。。。

元・実家がご近所すぎて、ついさしでがましくなりごめんなさい^-^:
たっつおどんLOVE

2012年4月8日日曜日

やっと春!

かな?



昨日の雪がうそみたいに空は晴れ
つぼみたちも、やっと安心して膨らんでいける・・・かな



新雪で輝く妙高山

 

朝には残っていた雪も午後には消えて
クロッカス、ちゃんと再び咲きました


桜の開花はまだまだなのですが、ご来店や高田公園方面への往来は
早くも桜シーズン真っただ中の相!

きーーたーーーー!!



今日も、ご来店の皆さまにはお席の融通のご協力をいただき
どなた様もやさしい笑顔・・・
皆さまいつもありがとうございます。

観桜会期間は、大変お待たせすることがございます。
仕込みの為、早じまいをすることも多々あると思いますが
どうぞご容赦ください。

あんまりヨレヨレにならないように
がんばりま~す☆


家々のお庭の球根たちも
花が遅れていると聞いていました。

お客様にいただいた水仙に
やっと春を感じます。
この春は、みんな一斉に咲き揃いそうで
丸山さんは連休の頃の山菜もみんな重なりそうだと言うし、
草木たちも大賑わいの大忙しかもしれません。

2012年4月7日土曜日

雪なんです

まさか積もりはしないよね、と思っていたら・・・



起きてビックリ。 真っ白でした。

 

つくしが~ クロッカスが~



雪景色にぼんぼりも悪くないけど



何かが違う。

土手の雪もピンクに染まって
不思議な景色。
これはこれで貴重かも。




上越では成人式が行われたこの日。
お式帰りのお嬢さんがご家族と来て下さっていたところに、
そら屋スタッフ・らんちゃんも、母上と立ち寄って下さいました☆
もうすっかり立派な社会人のらんちゃんですが、改めて、成人おめでとう。

実はらんちゃん(左側)、私の振袖を着てくれたのです。
娘が着てくれてる気分~~~
とてもうれしいです。
私が着た時よりうんとかわいらしくて素敵でした☆

高田の祖母が仕立ててくれたお着物。
私が存分に着てあげれなくてごめんなさい。
こうしてまた晴れの日を迎えさせていただいて、しあわせな着物です。
らんちゃん、どうもありがとう。

きちんと保管してくれていたお母さん、どうもありがとう。

2012年4月6日金曜日

お陰様で7周年


今日から高田城観桜会もスタートだというのに、お昼時はみぞれです!
こんなに寒い4月6日は初めてです。



その分バタバタせずに、今日は今日のことだけを、
ゆっくり務めることができてうれしかったかもしれません。
幾つもを並行してザザッと詰め込み通り過ぎてしまうより、
ひとつひとつと向き合って、積み重ねていくのが好きなのです。



いただいたかわいらしいチューリップと、スミレ屋・ゆりちゃんの「ピンク納品」で
ギャラリーはうきうきの春気分。テンション上がります。



私が身につけているエプロンはどれもゆりちゃん作のものですが、
4月になってからしているのは、
「周年祭をいつも忘れちゃうから」と彼女が新年早々に贈ってくれたもの。
お祝いなんてい~のよ~

いつも皆さまから愛情をいただいてばかりの私です。



今年もひろ子ちゃんセレクトは元気出る出る。




今年もまたたくさんのオメデトウをいただき
私も、また少しでも誰かにお返ししていけるといいな。。。と
改めて思った7周年です。




唄うことも描くことも できないのですが
そら屋の何かが
誰かを少し元気に 少し笑顔に
一緒にわくわく
できたなら

この上ない しあわせです

そんな想いを日々くださる皆様に 
感謝を込めて


2012.4.6 café たびのそら屋


2012年4月5日木曜日

サボテンのおとうさん



先週、「サボテンのおとうさん」が久々にご来店。
そら屋窓辺のコたちの様子を見てくれ
元気の無いコの養生と引き換えに (すみません^^:)
花のついた元気なサボテンを届けて下さいました。

 

な~んてかわいらしい!

素晴らしいです。どれだけ愛情がこもっているのでしょう・・・

しばらくそら屋の窓辺にお借りしています。
いつもカウンターにお掛けの皆さまも、どうぞ愛でてください。


 

左画像の右端のコは、持ってくる途中に花が取れちゃったとのこと。
すーーっと伸びた茎のてっぺんに、右の赤い蕾が付いていたのですって。

もう次の花芽が出ているから、この茎は切っていいとおっしゃるのですが・・・
グリーンフィンガー度に自信の無い私はちょっとビビリ。




昨秋からお預かりしているこのコにも、花芽!?

育っているようでうれしいですが、実は届けてくださった時には
もっと水晶のように輝いてみずみずしかったコです。。。
冬は水やりをしなくていいと言われていましたが、暖房の中だし・・・ 
と、窓辺の日射しが強くなってきた頃合いから水やりを再開したのですが
すでに水不足らしいです(T_T)

またもやサボテンを枯らす女・・・



そんな私(と我が家のサボテン)に救いの手を差し伸べてくださった
サボテンのおとうさん」のこと。
ここではご紹介しそびれていましたが
他所で書かせていただいておりました。

ブログに書くのとはまた違う気恥ずかしさからご紹介しそびれていたのですが、
面白いご縁あって、時々こちら↓ のメールマガジンに寄稿させていただいております。

「知の木々舎」


また改めてご紹介したいと思います。


2012年4月4日水曜日

ちょっとずつ春

 
3月9日
大雪だったこの冬は、桜の枝もあちこちでたくさん折れてしまいました。
いただいた折れ枝を小上がりに活けると
室内の暖かさですぐにつぼみが膨らみ始めました。


  
3月15日
ピンク色の花びらが見えてきて・・・



3月17日
咲きました。
 店内だけ、ひと足先に春です。

 
3月18日
海のと山のと、二人の方から初もののふきのとうを頂戴したので食べ比べ。
まだメニューに載せられるほどの量ではないのでこっそりと、こちらもひと足お先にお味見を。
ええ、例の春メニュー・・・
お口いっぱいに春の味。 ふきのとうのスパゲッティー。
この味をご存知のお客様方からは、雪の降るさ中から早くも「食べたいなぁ」と
待ち望んでいただいているメニューです。



3月23日
たっぷりと届きました!
山はまだ雪なので、海側から焼山へ向かう方面の河口べりから、香り高いふきのとうです。
いよいよメニュー解禁ですが、雪解けの加減でまだ納入が不安定なため
まだ宣伝は控えておりましたが・・・ 伝わるのですね。おそるべしそら屋ネットワーク。

ふきのとうがそら屋に届けられたのを、ちょうど目にしたお客様がつぶやいてくださったようで・・・
それを見たお客様が早速に駆けつけてくださり・・・
更にその方がつぶやいて下さったようで、また別のお客様がご来店。。。

ありがたいです。本当に、待ち詫びていただいているメニュー。
もしかすると、そら屋一番の愛されメニューかもしれません。




お待たせしました。

一年ぶりの春の味
ふきのとうのスパゲッティーを、どうぞ召し上がれ。



日々、丸山とうさんが採って来て下さるお陰で
お出しできるこのメニュー。

只今のふきのとうは、板倉方面、
雪消えきわきわの斜面からとのこと。
雪解けに合わせて少しずつ高い所まで行って下さる丸山さん。
昨年はGWの頃までいただいていましたが、
この春はどんなかな・・・
まだ当分お出しできます。
どうぞゆっくりとご来店ください^-^

2012年4月3日火曜日

春の嵐

というには激し過ぎです。
春めいたいいお天気の昨日とはうってかわって、台風並みの暴風雨に包まれた日本列島。
各地で交通麻痺に加えて人的被害も多発している様子。
上越は、昼間は雨が降らなかった分、バチバチゴオゴオと砂嵐。
いろんなものが宙を舞い、車を揺らし、建物を揺らし、恐ろしかったです。
公園近くを車で走っていたところ、観桜会用の大きいぼんぼりがにわかに外れて飛び・・・ 
私の一台前の車めがけてガササッ! ひぃ~(>_<)

そんな大風でしたが、その前に通りがかったコンビニの駐車場では、
飛ばされそうな暴風に向かって両手を広げてわおー!ってなってる若者&それを写メする仲間たち・・・
学生さんかな。私はそのコたちを撮りたかった。(走行中なので当然スルーでしたが)
砂嵐対策で帽子にマスクに、車の乗り降りにも目をつぶり身をすくめて・・・な自分と違い過ぎてまぶし~
完全防備を覚えてしまった私には、いつの間にかコワイものがたくさんです。

恐れを知らない若者たち。頼もしいな。 
就職難だってなんだって大丈夫! 
うお~!って立ち向かって☆




3月30日(金) ガードレール下の花壇に
今年もクロッカスが咲きました。



気がつけば4月。

雪の心配が無くなった途端ご来店が急増し
3月はなかなかに息の切れた日々でした。
今からこの調子では桜シーズンが思いやられます。

怒涛の日々が来る前に
3月をおさらいしておきた
い気分です。
ちょこっと遡り更新もしようかな。


桜、ゆっくり咲いてね。

2012年4月2日月曜日

平野照子展①

と~っても疲れた1週間。
それでも行きたかった平野さん展。
空は穏やかな晴れ。いい道中。いいお休みでした。

高速道路沿いの山は、ようやく冬から目を覚ましたところ。
寝ぼけまなこでまだボサボサな、寝起き直後みたいな山々でした。
昨春、5月にこの道を通った時のことを思い出します。
どんなに長くて厳しい冬でも、春はちゃんと来るのです。

あとひと月もすれば再び勢いよく芽吹きだし、また高らかに笑う山に会えるでしょう。

長岡の田んぼにはまだ残雪。
この度もちょうど白鳥の下をくぐれて、またもやご機嫌。
間もなく北へ帰る彼らとはしばしのお別れ。次に会えるのはまた来冬です。

めぐる季節は、春も冬も、それぞれにいとおしいです。


ギャラリーmu-anさんのエントランス
道に面していますが、わかりにくいかもしれません。

この画像も目印としてはなんのお役にも立たない感じ。
何を狙って撮ったやら・・・ 
道路の向かい側に駐車場があります。




これまた・・・ 個人的な高揚感です^^:



作品集はそら屋カウンターにありますが
心ひかれる方には、ぜひ実物をご覧いただきたいです。


あの空間がいいのです。

作品と自分との距離。
言葉と作品、言葉と自分との距離。。。

手元で改めてゆっくりじっくりかみしめたくて、作品集を求めるのですが
空間で、実物を前にして感じるものとは、当然ですが随分違います。

「間」というものの持つ意味がよくわかります。
あの空間で向き合うことに、とても意味があるように思います。

そしてやっぱり・・・
空間、「ギャラリー mu-an」のあるじ・立見さんとお会いすることが
アンテナの感度や深度に大きく作用するように思います。

立見さんから作品のことなどを伺った後、再び改めて展示物を拝見し
いつまでも浸っていたい気持ちに区切りをつけて、私は私の成すべきことに向かってゆくべしと
名残惜しくも手を振って、表に出た時にはもうとっぷりと。
。。
天には満ちていく月がありました。


平野照子展②

「夢と現(うつつ)の岸辺から」



作品にはことばが添えられています
ことばは彼女にとってスケッチ代わりなのだとか
私はことばが好きなので、まず先にことばを
それから「ことばスケッチ」から生まれいでた造形を眺め
またことば・・・と、行き来しながら漂います




彼女の作品の前では、私自身のコトバは「無」になります
ただ作品から発されるものに心をさらし、嘆息するのみ
造形物のちからを借りて、彼女のことばを咀嚼していきます

こころの奥底に向かって何かが
あるいは奥底の方で何かが

動いているのを感じるだけの物体になります



たまにこんな作品があると



こういうとこが好き~  と、覗き込んで微笑みます


でも、どのひととも目を合わせることができない私は
まん前で観ているくせに、居ないふりして
その世界を乱さないように、息をひそめます



彼女がみせてくれた夢の岸辺は
静寂で、どこかひんやりとしながらも、安らげる場所のようにみえました

ひとりではあるのですが孤独ではないひとが
佇んだり、座り込んだり
外に向かって、あるいは何かに向かって
何かしら
、願っているように、望んでいるように、みえました



夢の岸辺と思いきや、それは現(うつつ)の岸辺であったりもして・・・

観ているこちらが 「これは夢か現か」と
その間を行き来することになろうとは。。。

・・・というようなことは、
会場を離れ、私に私のコトバが戻って来てからゆるゆると、思うことでした。

猛烈に、私も私のコトバを紡ぎたくなりながら、夜道を走りました。